ARTIST BLOG

2008/06/29
2008.6.29


私の人生のお気に入りのひとつに「Y字路」というのがある。
そこに不思議な印象を抱いていて、何か「独特のタイム感」みたいなものを感じる。
時の流れ方が、世の中より少し遅いような早いような
もしくは止まってしまっているような奇妙さを覚えるのだ。
そのタイム感は子供の頃に遭遇した首輪のない野良犬のミステリアスに似ている所がある。
あの2本に枝分かれする道をみたり、そこに佇んだりすると興奮したりうっとりとした気分になる。
数年前に、ある美術館で横尾忠則さんが描いたY字路の絵を観たことをきっかけに
その熱はさらに高まった。
Y字路にまつわるロマンや哀愁というものを、絵を色彩を通じてさらに思い知ってしまった。

Y字路。その魅力はYの谷間に何があるかで大きく変わってくる。
私が特にときめくのが大きな木と喫茶店だ。
木の葉が風に揺られていても喫茶店の中に動く人が見えても、やっぱりそこに時間の流れは見えない。
その奇妙さにときめくから動いているものがある方が逆に面白い。
また、Y字路にある建物はやや強引な建築になっていることがある。
Yの角度に合わせてそれに面する箇所が尖っていたりするのだ。
部屋の中でその機能が有効に発揮されることをイメージしにくいけど(笑)
意味が解らなくてとってもミステリアス。
私が住む家の前にもY字路がある。
そのY字路には、車がたった一台だけ止められる駐車場がある。
その面白さに気がついた時はすっごく笑った。Y字路の谷間にたった一台分のコインパーキング。
スペースを無駄にしないストイックさもまた、自分にとってはミステリアスなものだった。
世の中には様々なY字路のオーナーがいるものだ。
ワイ、といえば...先日ワイズ(WISE)に会った(笑)
7月23日にリリースになる彼の作品「Mirror」に参加させていただいたのだがそれにあたり雑誌の撮影や取材があって。
久しぶりの撮影や取材はとても楽しかったけど肉体的に少しつかれた(笑)
でも作品に対する思い入れや裏話をたくさんしたから、よかったらチェックしてみてね☆

もう7月になるというのにまだ肌寒い日がある。いつから暑くなるんだろう。
暑さはともかく(笑)この夏は楽しみにしていることがいっぱいある。
出演する幾つかのイベントもそのひとつ。それに向けて今衣装を創ったりしている。
あとは映画。マトリックスなどの監督ウォシャウスキー兄弟による新作「スピード・レーサー」、
ジブリの新作「崖の上のポニョ」、そして攻殻機動隊やイノセンスの監督押井守の新作「スカイ・クロラ」。
どれも一回の上映だけではとても満足できそうもない。

from Salyu

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