2011.8.2
7月下旬は肌寒い日が続いた。
ap bank fes11で浴びた灼熱の日差しが嘘のように。
8月はどうだろうか。
子供の頃なら夏と言えば猛練習だった。
何のって歌のだ。
昔所属していた合唱団は通常
水曜と日曜の週二回が、稽古のサイクルだった。
それが夏休みにはいると毎日のように練習場が開放される。
それに加え5泊6日の山中湖合宿という恒例のイベントもあった。
合宿では大勢の団員で寝食を共にしながら、より長時間稽古に励む。
当然のように団員の全員が喉を枯らさずに歌い続ける事ができる。
それは6時間、いやそれ以上の長さだ。
長い時間、歌い続けることのできる歌手が希有な存在であると知ったのは
このポップスの庭に足を踏み入れてからの事である。
今でもよく「そんなに歌って喉が疲れないの?」
と、そういう事を聞かれることがあるが
「喉が疲れる」という言葉を初めて聞いた時
なんだかヒドく気味の悪い感じがしたものだ。
喉が疲労する、そのいきさつについて
何一つイメージできなかったからだろう。
肉体と同じように、喉にさえも疲労を覚える時が
私にもいつか来るだろうか。
しかし枯れた喉で歌うのも今なら楽しそうに思える。
30歳、8月。
私には、今もたくさんの課題曲がある。
誰かが「歌って」と言ってくれるから。
さあ恒例の夏フェスへ向け、間もなくリハーサルがスタート。
歌う日常。それは昔から変わらずに在る、私の夏の象徴。